鉄道模型 道路の作り方を教えます
鉄道模型は以前は列車だけを飾る、若しくは床に敷き詰めたレールの上を走らせて楽しむだけでしたが、近年はジオラマといって、列車とその周辺環境や背景を細かく立体的に再現する縮尺模型が人気をよんでいます。
鉄道模型では車両が走行するものをレイアウト、車両を固定したものをジオラマとして区別されています。車両についてはプラスチック成型による製品が販売されていますので自ら作成することで完成しますが、背景などは自分の作成したい風景がある場合はキットがありませんので材料などから揃えなければなりません。
現在の風景を作る場合は道路のほとんどがアスファルトで舗装されていますので、もっとも簡単な作り方は少し厚めのプラ板を切り出して明るめのグレー塗料で塗ってしまうことですが、路面が平坦で不自然に見えることもあります。路面のザラザラ感を出すにはサンドペーパーや紙やすりでこするか、道路にする部分の材料をホームセンターや100円ショップなどで売られている床材を利用するのもおすすめです。
トイレ用や脱衣所などに使われるものはグレー色であることも多いし、適度なボコボコ感があります。鉄道模型メーカーから道路標識シールや信号機、ガードレール等が販売されていますので、それを利用するだけでよりリアルなものが再現できます。シールのツヤが気になる場合には艶消しのクリアスプレーを吹きかけてなじませると良いです。鉄道だけよりもより満足感のある作品になります。
鉄道模型はメンテナンスも重要
大人の趣味として、鉄道模型は大人気です。ジオラマで再現した風景をミニチュアの車両が走るのは、それだけで浪漫があります。そのため古くから大人の趣味として、鉄道模型は多くの人々に親しまれてきました。
しかし鉄道模型は、ジオラマを作ったりレールの上で車両を走らせるだけではありません。趣味として長く楽しむためには、レールと車輪のメンテナンスも重要になります。メンテナンスをせずそのままの状態にして走らせると、スムーズに走行できないので重要なポイントです。
レールのお手入れは、割り箸の先に市販のクリーニング液を湿らせた布を被せて拭くだけです。日頃から簡単なお手入れをしていれば、良好な状態を保てます。
車輪は台の上で車両を裏返しにして、フランジと呼ばれる車輪内側の部分を綿棒で擦っていきます。すると綿棒の先が真っ黒になり、車輪はピカピカの状態になるでしょう。トレーラー車はこの方法で良いですが、初心者にとって難しいのはモーター車です。モーター車は車輪とギアが一体になっているため、トレーラー車と同じ方法では綺麗にできません。そのため最初は電源を入れたレールの上に車両を載せて、綿棒で拭いたらまた繰り返すという手間のかかる作業をする事になります。この方法で汚れが完璧に落ちないなら、鉄道模型を購入した店舗に相談すると良いでしょう。
有料にはなりますが店舗では鉄道模型のメンテナンスをプロがしてくれるので、楽にモーター車も綺麗にできます。